ルート・ブリュックは、1942年からアラビア製陶所の美術部門に所属。愛らしい陶板から公共建築の大型壁画まで、約50年にわたり多彩な作品を生み出しました。『はじめまして、ルート・ブリュック』は、2019年春に東京ステーションギャラリーからはじまり各地を巡回し、2020年12月まで新潟県立万代島美術館で開催されていた「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展に先駆けて制作された日本初のビジュアルブックです。代表作やフィンランドのラップランド地方を撮りおろした写真、日本を代表するクリエイターたちの言葉から、美しい色と詩情をたたえた作品世界へと誘います。
「たとえるなら、詩を建築的に絵画にした人」皆川明
「その色は、たぐいまれなる品格を現している」志村ふくみ
1「蝶」皆川明 / 2「母と子」マーリア・ヴィルカラ /3「響きあうもの」酒井駒子/ 4「模様」鹿児島睦 /5「色」志村ふくみ、志村洋子/ 6「時」葛西薫 /7「空間」成相肇/ 8「アイス・フロウ」 /9「ルートとタピオ」前田景、今村玲子
発行:ブルーシープ(2018年)